大阪近郊大回り&飲み鉄旅7

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和歌山線の2両編成電車に乗り込む

王寺駅から乗り込んだ17:01発の和歌山行きは、2両編成の電車だった。しかも全席ロングシート。通勤、通学時間帯なので多くの乗客がいて、王寺駅出発時には座れない人も多かった。当然この状態では、飲み鉄はできない。

しかし、2時間半ほどのローカル路線だ。しばらくすればガラガラになって、車内でビールを飲んでいてもそれほど顰蹙を買わない人口密度になるだろうと、私は高をくくっていた。

五条駅を過ぎると乗車率30%程度に

王寺から数駅で、乗客はみるみる減ってくる。しめしめ、これでビールタイムが近づいて来たぞ・・・私はカバンにしまい込んだビールとつまみをいつ取り出そうかとタイミングを計っていた。

ところが、高田、御所、吉野口といった私鉄との乗換駅に到着すると、また新たな乗客が次々と乗り込んでくる。車内は一向にガラガラになる気配はなかった。いつまでたってもビールを飲めそうな状況にならない。私はローカル路線だといって、17:00過ぎの通勤、通学時間帯をちょっと舐めていたことを後悔した。

ビールとじゃがりこで飲み鉄!

電車は17:51に五条駅に着く。十津川温泉や熊野古道に向かう国道168号線の分岐駅だ。この駅で日本一長距離の路線バス、八木新宮特急バスに乗り換えることができる。ここで乗客が一気に降り、30%程度の乗車率になった。ガラガラというわけにはいかなかったが、もうこのチャンスを逃すことは出来ない。私はカバンからビールとつまみ(じゃがりこ)を取り出した。

私は慌てて飲み鉄を敢行する。というのは五条から4駅先の橋本駅は南海高野線の乗換駅で、再び通勤、通学客が大勢乗り込んでくる可能性があると考えたからだ。

橋本駅を過ぎると乗車率100%近くに

10分ほどでビールを飲み干し、じゃがりこを半分食べたところで18:06に橋本駅到着。思った通りかなりの乗客が乗り込んできて、100%近い乗車率になった。そして終着の和歌山駅まで、この乗車率が大きく下がることは無かった。

結局和歌山線飲み鉄のチャンスは、五条駅から橋本駅までの10分程度しかなかったということだった。でも何とかビールを飲むことができてよかった。安堵した私はうつらうつらしながら和歌山線に乗り続けた。19:24に和歌山駅到着。いよいよ最後の特急くろしお飲み鉄旅だ。

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