大阪近郊大回り&飲み鉄旅2
7月10日朝、JR東淀川駅に向かう。そして、隣の新大阪駅までの切符を買う。東淀川~新大阪は営業距離0.7km、東海道線内の駅間距離としては最短距離である。それを541km掛けて大回りする。大回り倍率は770倍だ。
まずは近郊電車に乗って高槻駅まで向かう。そして高槻駅から8:25発のサンダーバード7号に乗り込む。近江今津まで50分間の特急旅だ。
大回りのルートを最初検討した時は、逆ルートで回り近江今津~新大阪を最終路線にして、ここで特急飲み鉄をやろうかと考えていた。しかし近江今津に停まるサンダーバードは少なく、午後は18:20発の1本しかない。スケジュールを組むのが難しくなりそうなので、特急飲み鉄の最終路線は和歌山~新大阪のくろしおを選んだ。
実は今回はサンダーバードに乗らずに行こうと考えていたが、時刻表を見ているとサンダーバード7号は高槻と近江今津の両駅に停まる唯一のサンダーバードであることが分かった。もうこれは乗るしかない。
前日にネットでJ-WESTチケットレス特急券を買っておく。高槻~近江今津の指定席特急券は820円だった。半額近くの値段なので、ついつい特急に乗るハードルが下がってしまう。ただ折角特急に乗ったんだから、朝から飲み鉄をやろうかとも考えたが、まあ仕事で特急を使っている人も多いので、ここは自重することにした。
サンダーバード7号は定刻の9:15に近江今津駅に到着。すぐ後を追いかけてきた新快速(ただしこの区間は各駅停車)に乗り換え、9:32に近江塩津に到着。ここから北陸本線に乗り換え米原から草津を目指す。近江塩津発10:07の新快速に乗り、一気に草津に向かう。草津までで琵琶湖をほぼ一周することになる。
新快速は米原で車両連結を行い、12両編成となって10:50に米原駅を出発。草津駅に11:22に着くので、構内のコンビニで弁当を買って、空いているはずの草津線車内でゆっくり昼食にしようと思っていた。そうだ、ビールも買っておこう・・・。そう、この時まで私は、次に訪れる恐るべき事態を全く予想していなかったのだった。