世界一周への思い

会社を辞めたら、絶対世界一周旅行をやってみたかった。今年は世界一周旅行の年にしよう！今年の初めにそう決意した。

実は会社員時代も世界一周を考えた事はあった。９日から10日ほどのＧＷや盆休で、日本→アメリカ→ヨーロッパ→日本という旅行は可能だ。そこでこういった旅行を旅行会社に相談してみた。

すると旅行会社から提案されたのは、アメリカの航空会社を利用して、日本→アメリカ→ヨーロッパ→アメリカ→日本という、太平洋と大西洋を往復する旅行だった。世界一周で航空券を発券するより、アメリカの航空会社でヨーロッパ往復の航空券を買った方が、はるかに安いという事だった。

1997年にＵＡを使って大阪→ロサンゼルス→ニューヨーク→ロンドン→ラスベガス→サンフランシスコ→大阪という旅行をやってみた。慌ただしい旅行だったが、太平洋と大西洋を渡ったという達成感を得られた旅行になった。

そしてこの旅行で、単純な世界一周より多くのマイルを稼げることが分かった。以来、ＵＡのマイル奴隷になった私は、何度もこの太平洋・大西洋往復旅行を敢行することになる。会社を辞めるまで、ＵＡを使って６回アメリカ経由でヨーロッパ旅行を実施したのだった。

だが、この旅行は残念ながら世界一周ではない。折角会社を辞めたんだ。時間を掛けて、ゆっくりと本物の世界一周旅行をやってみよう。それが今年の初めに決意した事だった。

そしてこの世界一周旅行でＡＮＡのＳＦＣ（スーパーフライヤーズカード）を取得しようと考えた。ＵＡのマイル奴隷だった私は、去年までＵＡのプレミアゴールド資格を維持していた。しかし、ＵＡのマイル取得条件が年々悪くなり、今年からゴールド資格の維持は諦めている。代わりにＡＮＡのＳＦＣを取得して、スタアラのゴールド資格を無条件で維持できるようにする事が目的だ。

ＳＦＣはクレジットカードである。従ってクレジットカード会社による入会の審査がある。恐れていたのは、折角世界一周旅行でポイントを貯めてＳＦＣ入会資格を得たのに、カード会社の審査に落ちてＳＦＣに入会できないという事態だ。特に無職・無収入の私は、クレジットカード会社の審査に通るかどうか分からない。そこでまずＡＮＡ一般カードを入手することにした。

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