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桟橋から富豪島に向かうボートに乗り込む。ボートは思ったより小さく、窓が無いので、波が室内に飛び込んでくる。波を避けようと思えば、波よけの透明ビニールのカーテンを下ろさないといけない。しかも、高速艇なので結構揺れる。15人くらいを乗せたボートは、20分かけて富豪島に辿り着いた。

桟橋に係留されたボートから、富豪島に降り立つ。桟橋を進むと、ここにもホテルの事務所がある。

事務所で入国手続きを行う。パスポートを係官に提出すると、顔写真のページをコピーし、そのコピーが手渡される。パスポート本体は、ここの事務所に預けることになる。帰りにそのパスポートコピーを係官に渡すと、入国・出国印の押されたパスポートが返ってくるシステムだ。

入国手続きが終わると、事務所前に待機しているバスに乗り込む。バスはホテルに向かって走り出す。

坂道を昇り続けると、バスは５分ほどでグランドアンダマンホテルに辿り着いた。ホテルは5階建。廊下は全てオープンエアで、なかなか豪奢な作りとなっている。

ホテルの車寄せは、大きな東屋になっている。春節が終わったばかりなので、飾りつけは中国正月を意識した派手なものだった。フロントは３階にある。東屋から続く階段を昇り、我々はフロントへと向かった。

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