アメリカ南部レンタカードライブ補足3
レンタカードライブ補足事項3 食事事情
最後に、レンタカードライブ旅行の食事事情を。
ドライブ旅行では食事も結構悩みの種になった。
街で食事をしようと思って、国道を流しながらダイナーやファーストフードを探してみることもあったが、主要国道なのに全く食べ物屋が無いことも多かった。そういった店は、やはりインターチェンジ周辺に集中している。
アメリカ南部のフリーウェイは殆ど無料なので、例え数キロ先に行く場合でも、みんなフリーウェイを利用する。だから、自然と食べ物屋もインターチェンジに集中するのだ。
しかし、そのインターチェンジ周辺の食べ物屋も、そんなに種類が多いわけでは無い。アメリカ南部ではワッフルハウスという店が圧倒的に多く、インターチェンジに行ってもワッフルハウスしかない場合が結構あった。
ワッフルを食事にするのは少し嫌だったので、最初ワッフルハウスは全く利用しなかったが、調べると普通のメニューも置いてあることが分かり、旅の後半に一度利用してみた。しかしワッフルハウスを除くと、マクドナルドやケンタッキーのようなファーストフード店しか見当たらないことも多い。偏った昼食になることは避けようがなかった。
また、夜の食事はもっと問題だった。私は酒が無いと夕食を食べられない性質だ。しかしインターチェンジ近くのモーテルの周りには、ファーストフード店かワッフルハウスしかないことが多い。残念ながら、そこではアルコールは提供していない。
なので、モーテルの従業員に聞いて、近くのダイナーまで歩いて行くことも多かったが、これが片道15分とか20分とかの距離にあることも多く、しかもアメリカの田舎の人通りのない夜道を歩かされることになり、結構恐かった。
しかし、そういったダイナーではビールやワインは当たり前のように提供されている。そして、ドライバーたちも平気でビールを飲んでいるようだ。アメリカは飲酒運転の基準が甘く、多少ビールを飲んでも大丈夫のようだった。
だが、日本で一滴でも酒を飲んだら運転しない習慣が身についている私にとって、酒を飲みにダイナーに行くのに車を運転する気にはならなかった。だから夜道を犬に吠えられながら、とぼとぼと20分かけてダイナーまで歩いて行く旅を続けていた。
ということで、アメリカでレンタカー旅行している、酒が無いと食事できない人は、割り切って飲酒運転するか、部屋飲みするかの選択に迫られてしまう事がある。これがアメリカ南部旅行で最大の悩みとなった食事事情だった。