ミシシッピ州 トゥニカのカジノ01
アメリカ南部のドライブ旅行の途中、ミシシッピ州のカジノシティ・トゥニカに寄った。
アメリカ南部のドライブは、ひたすら広大な草原地帯を巡る旅だったので、この2泊3日のカジノツアーは旅の良いアクセントとなる。
アーカンソー州リトルロックから車で3時間、ナビの指示する通りひたすら草原地帯を進んでいくと、派手なビルが並ぶ一角に辿り着く。カジノ街・トゥニカ・リゾートである。
ただ、カジノ街といってもいくつかのカジノが何か所かに点在しているだけであり、ラスベガスやアトランティックシティのような広大なリゾートエリアを形成しているわけでは無い。
今回はホースシューというカジノホテルに逗留。ホースシューとは馬の「蹄(ひづめ)」という意味で、ホテルの看板も館内の床や壁も模様も蹄の模様になっていた。
トゥニカはカジノによる町おこし成功事例として、よく紹介されていたカジノシティである。
アメリカで最も貧しい場所のひとつであったトゥニカが1990年代に大型カジノの誘致に成功し、トゥニカと周辺地区の雇用を大いに促進した。
10年ほど前の地球の歩き方B12「アメリカ南部」編では、全米で第3位のカジノシティと紹介されていた。
(ただ最新の地球の歩き方16-17年度版では、トゥニカ自体の記事が抹消されている)
2006年の年間来客者は1900万人以上。人口1000人のトゥニカに1.3万人の雇用を生んだとの事だった。しかし、2013年の年間来客者は600万人。雇用も6千人規模に落ち込んでいるとの話である。全米第3位のカジノシティというのは、多分過去の話となっているのだろう。
こういった斜陽のカジノ街を覗いてみるのも今回の旅の目的だった。
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