西地中海クルーズツアー03

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バスに乗りフィレンツェ空港へと移動

ウィーンから1時間20分のフライトでフィレンツェに移動。しかしフィレンツェは気象条件が悪く、飛行機が着陸することができない。飛行機はフィレンツェから100kmほど離れたボローニャ空港に着陸する事になってしまった。気ままな旅ならボローニャに泊まってもいいのだが、すでにフィレンツェの宿を予約しているので、どうしてもこの日のうちにフィレンツェまで移動しておきたい。

航空会社が手配したバスに乗り、ボローニャ空港からフィレンツェ空港へと移動。結局予定より3時間ほど遅れ、夜8時半にフィレンツェ空港に到着。そこからトラムに乗りフィレンツェ中心部のホテルまで移動したが、切符を買うのに手間取ったり、ホテルの場所が分からず街をウロウロと探し回ったりしたので、ホテルの部屋に荷物を下ろせたのは夜10時前になってしまった。

ジェットの鐘楼から見たドゥオーモ

翌日はフィレンツェ観光。まずドゥオーモへと向かい、ジェットの鐘楼の入場券を予約した。鐘楼の入場時間が中途半端だったので、まずドゥオーモ付属美術館を見学。ミケランジェロのピエタなどを見てから、ジェットの鐘楼の階段を登った。

ジェットの鐘楼の階段は414段あり、途中3つあるフロアで休憩しながらゆっくりと登っていく。なんとか最上階までたどり着き、80mの高さからドゥオーモやフィレンツェの街を見下ろした。

そして少し列に並んで花の聖母教会と言われているドゥオーモを見学。礼拝堂のフレスコ画を見学してから、地下へ移動し、ドゥオーモが建てられる前に存在していたサンタ・レパラータ教会跡を探訪。ドゥオーモの大屋根である大クーポラを設計したブルネッレスキの墓を見学した。ドゥオーモ観光の後は、メディチ家が富と虚栄を誇示すべく建てたといわれるメディチ家礼拝堂やミケランジェロのダヴィデ像で有名なアカデミア美術館を見学し、花の都フィレンツェのルネッサンス時代の栄華を堪能した。

列車の遅れやキャンセルを示す電光掲示板

翌日は朝10:28発の列車で、ピサに向かう予定だった。フィレンツェからピサは鉄道で1時間ほどで移動できる。昼前にはピサに到着する予定だった。10時前にフィレンツェ・サンタマリア・ノヴェッラ駅に到着。列車の時刻や行先、ホーム番号が表示されている電光掲示板を見る。するとなぜか1時間ほど前の列車の時刻が出ている。よく見ると多くの列車が30分~70分ほど遅れていて、何列車かキャンセルも出ている。私が乗ろうとしていた列車は、しばらく待つと掲示板に表示されたが、キャンセルと表示されていた。残念ながら、予約していた列車ではピサに行けないようだった。

仕方ないのでチケットオフィスの列に並んで代わりの列車に変更してもらうことにした。チケットオフィスは整理券方式だったが、私がゲットした整理券は200人ほどの順番待ち。すぐに案内を受けられそうにない。

フィレンツェ最古のヴェッキオ橋を渡る

通りかかった駅員に尋ねると、今日はストライキなので多くの列車がキャンセルになっているとの説明を受けてしまった。ストライキ?うーん、今日はピサ行きの列車に乗れない可能性がある。私は慌ててバスの予約サイトを探し、今日中に出発するフィレンツェ発ピサ行きのバスを予約した。ただ早めのバスはすべて満席で、夜7時過ぎのバスしか予約できなかった。あとは何とかもう少し早い時間帯の列車に乗れるかどうかに期待するしかない。

チケットオフィスの順番が回ってきたので、駅員に今日のピサ行きの列車に乗れないか相談した。しかし駅員には冷たく、明日の列車にしか乗れませんと言われてしまう。残念ながら、バス移動を余儀なくされてしまった。

こうなると気分を切り替え、もう一日フィレンツェ観光を楽しむことにした。フィレンツェ最古のヴェッキオ橋を渡り、アルノ川左岸のピッティ宮やボーボリ庭園を観光した。そして午後6時過ぎに、フィレンツェ中心部から少し離れたバスターミナルまでタクシーで移動する。

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