西地中海クルーズツアー01

一昨年(2023年)と昨年(2024年)、二年続けてカリブ海のクルーズツアーに参加した。それぞれ1週間のクルーズだったが、一昨年のクルーズの代金が約20万円、昨年のクルーズの代金が約36万円であった。クルーズ旅行はコロナ禍の影響をモロに受け、2020年から2022年まで壊滅状態だった。その影響があり、2023年は結構クルーズ料金が安かった。しかし、コロナ禍の影響が無くなった2024年以降、クルーズ料金は年ごとに高くなってきている。

初の20万トン船・オアシス・オブザシーズ

とはいえクルーズは移動費、宿泊費、食費が全てコミコミで、旅行物価が高騰しているアメリカやヨーロッパでは、まだまだお値打ちだ。クルーズ料金がお値打ちのうちに、ヨーロッパのクルーズにも乗船してみたいと思った。そこで今年は地中海を巡るクルーズ旅行を計画することにした。

一昨年のクルーズ船はMSCシースケープで、総トン数が約17万トンの大型船、昨年のクルーズ船はラプソディ・オブザシーで、総トン数が約8万トンの中型船だった。なので、今度は20万トンクラスの超大型船に乗ってみたいと思った。総トン数20万トン以上の超大型船は、2009年にデビューしたロイヤルカリビアンのオアシス・オブザシーズ(22.5万トン)が嚆矢だが、2024年末時点で8隻の20万トン以上のクルーズ船が世界中で旅客運用している。ぜひ一度、世界最大級のクルーズ船の乗船体験をしてみたいと思い、地中海で20万トンクラスのクルーズ船が運航していないか探してみた。

20万トン船MSCワールド・エウローパ

するとMSCクルーズの新型船・MSCワールド・エウローパがイタリア、マルタ、スペイン、フランスの地中海周遊クルーズを運航していることが分かった。実は世界で20万トン超えのクルーズ船が8隻あると紹介したが、8隻のうち7隻はロイヤルカリビアンが運航する船で、大きい順にアイコン・オブザシーズ(以下otsと表記)、ユートピアots、ワンダーots、シンフォニーots、ハーモニーots、アリュールots、オアシスotsの7隻が旅客運用している。

ロイヤルカリビアン以外で初めて20万トン超えのクルーズ船を運航したのがMSCで、それがMSCワールド・エウローパという名の船であった。2022年5月より就航した新型船で、総トン数は20万5,700トンである。エウローパという名前から想像がつくように、ヨーロッパを中心としたコースでクルーズを運航していて、2025年は西地中海で1週間の周遊クルーズを毎週運航しているようだった。

MSCワールド・エウローパのバルコニー客室

MSCクルーズの日本代理店に問い合わせ、料金を確認。すると、バルコニールームの一人利用でUS$3,639との事。日本円換算で約55万円であった。うーん、去年や一昨年のクルーズ旅行よりかなり高い。しかし、ヨーロッパの主要観光地でまともなホテルに泊まろうと思えば、1泊3~4万円掛かってしまうことを考えると、7泊8日のクルーズ船が55万円というのは、そんなに高すぎる値段設定では無いとも判断できる。私は予約を決心した。

MSCワールド・エウローパにはイタリアのジェノバから乗船することにし、イタリアまでの飛行機はUAのマイルで発券することにした。行きは関空~バンコク~ウィーン~フィレンツェのエコノミークラス、帰りはミラノ~イスタンブール~バンコク~関空のビジネスクラスで予約し、ウィーン、フィレンツェ、ピサ、イスタンブールの観光もつけることにした。結局日本出発5月20日、帰着6月5日の14泊17日の旅となった。クルーズ船には5月25日乗船、6月1日下船の7泊8日の逗留だ。

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