タイ県巡り・コーンケン・コラート02
Grand Station出口とRailway Station出口を結ぶ通路を戻っていく。Grand Station側にも、SRTへの案内板があった。どうやらSRTへと向かう進路は、Grand Station出口とRailway Station出口を結ぶ通路の途中にあるようだった。しかしこの通路の途中には、SRTへの案内板が無く、どこをどう進めばSRTに行けるのか判断できない。
通路をしばらく進むと、Building Entrance の案内板があり、エスカレーターで地上に昇れるようだった。また、コロナのワクチン会場の案内板もある。私は、バンス―駅の一部がコロナワクチン接種会場になっているとの情報を思い出した。この上に、バンス―駅の改札があるかも知れない。私はエスカレーターを昇り、地上へと出た。
するとそこは、国鉄バンス―駅の改札口になっていた。そして国鉄バンス―駅の改札口の横にSRTの改札口があるのを発見した。やっとSRTの改札口を見つけたのであった。
しかし、なんて分かりにくい案内板なんだ。Building Entrance、タイ語でทางเข้าอาคาร(ビルの入口方面)って書いてあるのが高速鉄道SRTの改札口だなんて、分かりにくいにもほどがある。私は軽く怒りを覚えながら、SRTの改札口へと向かった。
SRTの改札口には自動販売機などはなく、1ヶ所しかない窓口で切符を買うしかなかった。しかし、他の客の姿はほとんど見えず、私は並ぶこと無くすぐにドンムアン空港行きの切符を買うことができた。しかし、これでは朝夕の通勤ラッシュ時には客を捌くのが大変では無いだろうか。それとも、通勤ラッシュなど考えられないほどいつも空いている駅なんだろうか。いくつかの疑問を残しながら、私はSRTに乗り込んだ。
SRTの車両には一両に数人しか乗っていなかった。ガラガラのSRTダークレッドラインは、バンス―駅を発車、7駅ほどでドンムアン空港駅に到着した。ドンムアン駅は空港の南側に位置しており、駅からスカイウォークが空港の国内線ターミナルへとつながっている。私は初めて高速鉄道利用でドンムアン空港に到達した。
ドンムアン空港までの料金は、BTS(モーチットまで)が44バーツ、MRT(チャトゥチャック~バンス―間)が16バーツ、SRT(バンス―~ドンムアン間)が33バーツ。合計で93バーツだった。モーチットでバスに乗り換えた場合はBTS44バーツ+バス代50バーツで合計94バーツとなる。料金はほとんど変わらないが、鉄道でドンムアンに向かうのは乗り換えが2回となり、ちょっと面倒だ。MRT沿線からは乗り換え1回なのでまだ便利だが、BTS沿線からの移動は、バスの方に軍配が上がると思う。